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運命の出会いとなったある春の一コマ
夫との出会いは、大学に入学した春のことでした。
あるスポーツのサークルに入ろうと、
活動場所となっている大学の旧講堂を1人で訪ねたのがきっかけです。
その日はたまたま、まだサークルの人たちが集まってないようでした。
そうっと中を覗いてみると、男の人が1人だけいて、古いピアノを弾いていました。
おそるおそる講堂に足を踏み入れると、ピアノを弾く手を止め、
新入部員ですかとさわやかに声を掛けてきてくれたのです。
その男の人が現在の夫です。夫とのなれそめを聞かれると、
ありのままに話しますが、自分で話していても、
今の夫からは想像できないロマンチックな出会いであったように思います。
長い結婚生活を中では、まだまだ他に良い出会いがあったかも、
などと思うこともありますが、これが結局、運命の出会いであったということなのでしょう。
最近は、婚活などという言葉も流行っているようですが、
我が家の息子達には、自然に任せ、良い出会いに恵まれて欲しいと願っているのです。